理屈っぽい経営者が話がまとまらない女子社員とうまく コミュニケーションをする方法


 

理屈っぽい経営者が話がまとまらない女子社員とうまく コミュニケーションをする方法

経営者の皆さんこんな経験はないでしょうか? 

経営者からしてみれば、これ程丁寧に仕事の内容であったり、事務内容・手順を伝えているのにこの社員はなぜ理解してくれないのだろうか? 
一方、社員側からすればなぜこの上司はもっと的確に指示が出せないのだろうか? }これではお互い意思の疎通は勿論、業務の円滑どころかお互いに壁ができてしまいますよね。「最悪の場合はよそで私の上司は仕事の指示がまともに出来ないのよ!使えないわよねぇ。」なんて言われているかもしれません…  

おそらく、こういった場合どちらにも非がある訳ではないのです。ちょっとしたコツを掴むだけで経営者であるあなたの指示は相手にしっかり伝わり、業務も円滑化し社員とのコミュニケーションまでスムーズにいってしまうのです。にわかには信じがたいですか?人にはそれぞれ得意な認識という物があるのです。それを「VAK」といいます。この「VAK」を知って活用できれば、もう悩む事は無くなるのです。

 

「VAK」とはどんなもの?

NLPにおいて、それぞれ人の感覚である五感を3つに分類します。
視覚(Visual)
聴覚(Auditory)
身体感覚(Kinesthetic)
この3つの組み合わせの頭文字をとって「VAK」モデルと言います。
これを知ったからといって何が変って、何がわかるの?と思われるでしょう。これらの3つの項目は誰もが知っている物だからです。しかし、ほとんどの人がこの3分類に分かれることを自分でも知らなかったりするのです。分かれると言ってもそれぞれに代表となる特色があると言う事です。  

 

あなたはどのタイプ?

先ずは経営者であるあなた自身はどんなタイプなのでしょうか?
日常的な生活の中で思い当たることをチェックして見て下さい。
もっとも単純に簡単に分類するには「映画やTVを見るのが好き」「音楽を聴くのが好き」「運動しているのが好き」この3つは誰でも答える事ができる簡単な質問ですが、映画やTVの様な視覚から情報を得る事が好きな人は視覚優位の人です。音楽を聴く様に聴覚からの導入で情報を得る事が好きな人は聴覚優位で、身体を動かしている事が好きなひとは体感覚優位と分類される傾向にあります。このような簡単な質問であれば、ちょっとした会話の中でも臆せず聞く事が出来ますよね。
勿論、これだけで判別することは難しいですが社員それぞれの日々の業務の中で所々にサインはあります。ですから、自分のタイプと社員のタイプをしっかり見極めて、相手にあった指示や会話が出来れば仕事もコミュニケーションも上手くいくのです。  

もしもあなたが「V」視覚優位の上司だったとします。視覚優位のひとは視覚的説明を得意とし、略図や表・絵を使って説明する事が最もわかり易いと思っています。視覚から情報を得ることを得意とした特性だからです。しかし、聞く側の女子社員は「K」体感覚優位の部下だったとしたら… 自分で書いたり、実際に1度行動してみたりして説明される事が最もわかり易いと思うのです。絵や図の説明ではイメージが湧きにくく、手順などの理解に時間がかかってしまうのです。
「K」のタイプは視覚ではなく体感での情報吸収なのです。体感覚はとても優れているので「V」である上司のあなたが少しづつ映像化する事を強化していけばスキルはアップして行きます。サッカー選手が身体的に優れていなくては務まらないのは解りますね。しかし、空間感覚や他の選手の位置の把握が出来なければトッププレーヤーにはなれません。

会社をチームと例えるなら、あなたはコーチなのですから。
優秀な人材をより優秀にするのも、並のまま終われせるのもあなた次第という事になります。あなたがその特性を見抜き指示を的確に出したなら意向や内容・手順が的確に伝わり分かりづらいと言う事が無くなるのです。具体的にはこの様な部下に対しては少し手間でも実際に手順を見せたり、目の前でやらせてみる事で「K」の部下はその説明を吸収するのです。
逆にこのタイプの部下は他の社員よりその方法であればミスしないのかもしれません。

見て吸収(視覚優位タイプ)
聞いて吸収(聴覚優位タイプ)
やって吸収(体感覚優位タイプ)
人それぞれの特性3つを上手く見抜きましょう!! 色々なチェック方法があるのですが、知ってしまえば難しいものではなく「ああ、なるほど」と納得する事ばかりですが、それを使いこなせていないのが勿体無いと思いませんか?  

 

具体的に「VAK」の活用とは?

  1. まずは先ほどお話ししたように自分自身のタイプを知っておかなければなりません。

    映画やTVを見るのが好き       視覚優位タイプ
    音楽を聴いている事が好き     聴覚優位タイプ
    身体を動かしているのが好き    体感覚優位タイプ

    チェックはこれだけではありません、是非「VAK」を学んでいただいて、様々なタイプを見極められるようにして下さい。さらに経営者であるあなたは自分のメイン特性ではない他の特性もしっかり強化していく事が大切なので、自身で強化する事をしていかなければならないのです。まず、自らが学びそれを社員に生かす事が出来るようになるのですから。

  2. 相手のタイプを知る。

    日々の会話から相手のタイプを見極めて下さい。
    会話の時、目線が上の方にいく   視覚優位タイプ
    会話の時、目線が左右に動く    聴覚優位タイプ
    会話の時、目線が下の方にいく   体感覚優位タイプ

    部下の日常的な会話中のしぐさを注意して見て下さい。必ず、この3種類に分類される傾向が見えてくるはずです。
    この傾向を見極め社員それぞれの特性を知ってあなたが指導すべき事や方向性を手助けする事が出来るようになるのです。

  3. 部下の営業先での成果についての報告に対してどの様にしたら良いかの具体例をあげて見ましょう。

    新規営業先で商品の説明をしてきた報告例

「V」の部下の場合

このタイプの場合、見たままをそのまま報告する事が多いので「初めに…」「途中で…」「最終的には…」とそのままの状況報告になるので要点をまとめて報告しないのが特徴です。かといって報告が雑な訳でもなく、相手の細かい動作や表情も報告してくれるので聞き手としては良く分かりますが、長い報告になります。

上司であるあなたは先ず報告を全部聞き、重要だと思う事をメモしても良いでしょう。そして、お互いに整理しながら道筋をたどり、次回からはこんな報告の仕方が良いのでは?と流れの図式を書いてポイントの整理の仕方を教えることでこのタイプはしっかりと報告の手順をインプットできるのです。

「A」の部下の場合

このタイプの場合、耳で聞いた事を一度整理し理論的に報告する事が出来るので報告される側も良く分かりポイントを押さえた報告が聞けると思います。しかし、「V」のタイプとは違い視覚的な事の整理がインプットされづらいので会話の最中の相手の表情や仕草を見落としがちです。
ですから、報告を聞いた後に相手の表情や感触を質問する事です。表情をインプットするのは苦手とするタイプですが感触の1つとして相手の声のトーンや話の抑楊を聞き分けることは得意なので営業中にこの点に気を配る様にアドバイスする事がよりよい報告にする秘訣です。

「K」の部下の場合

このタイプの場合、おそらく報告は一番簡略で短いと思われます。相手の印象や感触のみで報告してしまいがちです。このタイプは説得力や迫力のある会話が出来るタイプなので半ば強引に商談を進めて決めてしまう事もあるでしょう。
しかし、トラブルにもなり易いのがこのタイプなので報告の際には話はどのあたりまで進み、契約の条件や、先方の希望などを細かく質問し、可能であれば営業のシュミレーションなどを社内で行い、体験して商談の進め方を身に付けさせるのがこのタイプです。

 

勿論日常の会話でもそうです。

ちょっとした会話でも自分の特性を知った上で、相手の特性に沿った会話を心掛ければ、なんて話の合う上司だろうと会話が弾むはずです。

勿論、その場にいる全ての人が同じタイプであるなら共感し、考えなくても会話は弾むでしょう。しかし、そう言った事とはプライベートではあったとしても、会社の中ではなかなか無いのではないでしょうか?

春先のお花見の話や行事の話の時に「V」である、あなたが何気なく「そろそろ桜が見ごろかな?」と話をふった時にあなたの脳裏には満開の桜のイメージと花見が膨らんでいるとします。視覚で春を感じる事でしょう。
「A」の女子社員は「桜」=賑やかな宴会をイメージし雑踏や人々でにぎわう喧騒を先に考えてあまり春をイメージしていない事の方が多いかもしれません、「K」の女子社員は実際に桜を見て歩いたり、飲んだり食べたりしている所をイメージするので、食事やお酒の場を考え「花より団子」かも知れません。
そこで、「今度、皆でお花見をしに行こう」と誘ったとしたら。「K」は行動重視ですので、賛成するでしょう。「A」は聴覚優位なので、ざわざわするような場所を苦手とします。内心行きたくないと思うでしょう。こんな時、効果的な会話はどの様なものなのでしょうか? 

勿論「V」であるあなたが我慢するわけでもなく、「VAK」に共通した「春」を会話に盛り込むことで気のきいた会話の弾む上司になるのです。

たとえば、「屋形船で社員だけのお花見懇親会なんてどう?タケノコの天ぷらなんかつまみながら…」と具体例などをしっかり出す事です。この状況は3つの特性を全て満たせるのです。視覚・聴覚・体感覚に共通した会話がキーとなるのです。提案者であるあなたは勿論視覚的に「春」をイメージします。「A」の女子社員も「花見」という言葉で「桜」より一層「春」をイメージ出来ますし。
さらに「社員だけ」との言葉がちょっとした優越感に感じるかも知れません「K」に関してはこの時点ではあまり「春」をイメージしにくいでしょうが食経験から「タケノコ」を食べる=「春」を連想するのです。全員が「春」をイメージ出来れば方向性は一緒ですよね。「春」と言っても捉え方はさまざまで、桜や景色を見て春を感じたり、鶯のさえずりを聞いて春イメージしたり、桜や梅の花の匂いで感じる様にみなそれぞれなのです。

 

「VAK」は学習能力ではなくスキル特性なのです。

このように、基本となる特性を人はそれぞれ持っています。しかし、メインの特性という事で他が劣ると言うわけではないのでサブとして強化は可能なのです。どの様な事もそうですが得意な分野では上達が早く、苦手とする分野ではなかなか上達しづらいと言う事でしっかりと方向性や強化するための手段を間違えなければ誰にでも上達可能なのです。皆さんが若いころ悩まされた英単語がそうだと思います。
目で見てイメージや印象で覚える人、発音して覚える人、ひたすら書いて覚える人。自分にあった覚え方があったと思います。しかし、イメージだけでは何千という単語は覚えきれませんよね。その為に発音しながら書いて覚えたり、記憶して思い出しながら書いて覚えたりと組み合わせて勉強したのではないでしょうか?

それぞれの特性を知り、メインに相性がいいサブを自分も社員も鍛えたり、強化することで能率や効率、コミュニケーションさえもスムーズになるのです。また、このタイプによって仕事上の適材適所も分かるはずです。経営者であるあなたがしっかり理解しておくべきスキルなのではないでしょうか?勿論これらのメインとなる特性を「NLP」という分野の1つとしてしっかり学ぶ事が大切なのです。

経営者であるならばなおさらこの特性を知り、サブとなる特性を強化させるような会話や社内研修を取り入れることでもっと円滑に躍進する企業となるのではないでしょうか?

 

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