バックトラッキングはNLPにおける会話のテクニックのひとつです。
このテクニックを日本語で言うと「オウム返し」となり、基本としては相手の言ったことを復唱するということになります。
ただバックトラッキングにおいて自分が言葉にするのは必ずしも相手の発した言葉に限りません。
例えば「昨日は残業帰りにタクシーに乗ったんだけど、そのタクシーに財布を忘れて散々だったよ」と言われた場合、相手が伝えたいのは自分の経験がどれほど大変だったかということです。
ですからここでは「それは大変でしたね」と言ったようにバックトラッキングを行って、自分は相手の話をしっかり理解しているというように伝えるわけです。
これが出来ると相手は気持ちよく話すことが出来ますし、気持ちよく話せる相手には信頼感を抱きやすいのが人の心理です。
これ単体でも高い効果がありますが、ミラーリングなどのテクニックと併用することでさらに効果が高まります。